歴史 平安時代の学者菅原道真が九州に流刑となり二年後に亡くなったが、その後京都では天災・疫病等が流行し道真の祟りだと恐れられた。その怨霊を慰めようと道真を祀ったのが始まり。現在の社殿は豊臣秀頼が慶長十二年(1607)に寄進したものである。現在では「天神さん」の愛称で親しまれ、学問の神様として全国の受験生に人気がある。
見所 今出川通りに面した正面の鳥居をくぐると左右に灯籠が並んだ参道が続く。境内にある牛の像は神の使いといわれている。本殿・拝殿は国宝に指定されており当時の壮麗な姿を現在に伝えている。毎月二十五日には縁日が行われ、露天がずらりと並び大勢の人でにぎわう。また、二月初旬から三月中旬にかけて公開される梅園も見逃せない。